ジャンクでスパコンを自作する【4】~ubuntuでUnix Benchをインストールかつ使用~
- 2019.01.06
- ubuntu - linux スパコン
- ubuntu, unixbench, スパコン
サブタイトルがどんどん長くなっていくフラグですねこれは。
スパコンを作る上で重要なのがスペックですよね。
PCを並列で繋げても処理が遅くなってたら本末転倒。
ベンチマークテストの知識はないですが、ベンチとっていかないと話にならないのでベンチ取ります。(なんの宣言やこれ)
ベンチといえばゲームやるためにとる人が多いんじゃないですかね?
FFとかドラクエ、モンハンとかのベンチは結構有名ですよね。
僕はPCベンチとったことないです笑
クリスタルディスクくらいです笑
PCでゲームしないので、、、グラフィックもオンボードです笑
上記であげたベンチは大体OSはwinですよね。(勝手な予想)
OSはubuntuでいくので、linuxでできるベンチを選びました。
UnixBenchです。
unixとlinux、中身は違うみたいですが、外身は似たようなもんです。(テキトー所感)
なのでUnixBench、使えます。
UnixBenchインストールの前に
これは余り手こずらずにできました。
しかし、1点躓いたところが、、、
「 UnixBench インストール」で検索かけると大体、
「make」「gcc」「peal-Time-HiRes」のパッケージをインストール。とでます。
それをインストールする為に「rpm」やら「yum」という形式、パッケージが必要になります。
で実際、ubuntuでこれをやるとエラーを吐きます。
結論から言いますと(正確な情報ではない、所感だ!)
「rpm」「yum」パッケージを使うのは「linux」における「RedHat系OS」のインストール方法だ。
「deb」「tar.gz」「apt」等のパッケージを使うのが「debian系OS」のインストール方法になる。
「ubuntu」は「debian系OS」なので「rpm」「yum」で記載されているブログやサイト見てもすんなりいかない!!
yum自体をインストールしようものなら、リポジトリどうたらこうたらエラー!
よくわからん!!となる笑(自分だけだとは思うが笑)
なので「apt」「deb」パッケージを使ってるサイトを探そう!!!
なぜ、ubuntuでのUnixBenchインストールの情報が少ないかというと(これも予想の範疇を超えない)
そもそもubuntuユーザーがこのUnixBenchをあまり使わない。もしかしたらもっとメジャーなベンチがあるのかも。
というのと、centOSという「RadHat系OS」でよく使われるから。
centOSサーバーやワークステーション等で使われるOSでRadHatと違い無料。
サーバーのスペックを見るためにUnixBenchを良く使われるのかもしれない。
ちなみに「peal-Time-HiRes」はubuntuでは要りません。たぶん。
UnixBenchインストール
以下のコマンドでUnixBenchをインストールしてからベンチテストまで完了します。
1 2 3 4 5 6 7 |
wget https://storage.googleapis.com/google-code-archive-downloads/v2/code.google.com/byte-unixbench/UnixBench5.1.3.tgz tar xvfz UnixBench5.1.3.tgz cd UnixBench apt-get install make gcc make ./Run |
※apt-get install make gccでエラーを吐く場合、管理者権限がない状態なので、sudoを先頭に入れてみてください。
sudo apt-get install make gcc
このベンチは1時間くらいかかるので、その間放置しておいてください。
たぶんオプションとかつけると早く終わるとおもいますがよくわかりません笑
結果が二種類でました。
最初の方がコア1つ分のスコアだと思います。
2つ目がマルチコアかな?
一番下の「System Benchmarks Index Score」が総合評価らしいです。
因みにこんな感じ。
1コア
2コア
1コア | 495.2 |
2コア | 830.0 |
1コアでのベンチと2コアのベンチ。
比べると2コアの方が1コア当たりの数値が低い。
純粋に2倍にはなりませんね。
PCのスペックは
CPU | Intel Pentium Dual CPU E2160 1.80GHz |
メモリ | PC2-6400 8GB |
CPUを少し良くし、core2duo E8400 3.00GHzに換装します。
換装しベンチを回す。
1コア
2コア
1コア | 834.1 |
2コア | 1619.9 |
スコアが約倍になりました!!
1.80GHzから3.00GHzになったので、結構変わるとは思いましたが想像よりも良い結果でよかったです。
passmark benchのスコアと比較したいと思います。
UnixBench | PassMark | 比率 | |
Pentium E2160 1.80GHz | 830.0 | 996 | 1.2 |
core2duo E8400 3.00GHz | 1619.9 | 2150 | 1.32 |
比率 | 1.95 | 2.15 |
UnixBenchとpassmarkの比率を見ると1.95と2.15と約2倍。
スコアの数字自体はpassmarkの方が1.2倍くらいの数値が大きいです。
比較するとわりと近い数値でしたね。
E8400の数値がもう少し大きくてもおかしくないので、何回かベンチ回すと数値変わったりするんですかね?
この1619.9というスコアをPCを並列化してどのような結果になるのか。
それがこのジャンクでスパコン自作の最終目標となります。
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